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2010年09月01日


あらら、もう九月ですな。
暑い暑い夏は、まだまだ終わりそうにありませんが。

それにしても、今年の夏は、お騒がせでした。
去年と一昨年は、ひたすら構成台本に追われて、
夏なんてあったのかしらん? でしたから、
ま、三年分の暑い季節を経験した、ということでしょうか。
いやはや、身が持たんわー。

あ、誤解されぬよう、申告しておきますが、
忙しなかったのは、不摂生ゆえ、だけではないのです。
実は、滅多にあり得ぬ、貴重で光栄な作品作りの機会をいただいたのでした。
竹橋の近代美術館で、八月頭まで開催されていた、
「建築はどこにあるの? 」 展。
ここで展示された、巨大なインスタレーション、「DUBHOUTH」 を、
建築家の鈴木了二氏ご本人の依頼で、映像作品として撮影したのでした。
しかも、またしても、16oで。
編集は、秋いっぱいかける予定ですが、
先日、ヤバいくらい美しいラッシュが上がりまして。
これも、高橋や牧野君ら、「Aspen」 と同じスタッフチームのおかげです。
ああ、頑張らなくっちゃ。

そんな八月の終わりの日に、
ロウ・イエの 『スプリング・フィーバー (春風沈酔の夜)』 を観ました。
いや、すんぱらしい!!!
マジで、しばらく震えが止まりませんでした。 
劇場公開は、今秋十一月頃らしいのですが、ぜひ覚えておいて下さい。
かなり、ヤバいですよ!




2010年08月22日


先月の日記に、松本圭二のことを書いたおかげで、
博覧強記の映画マスター、山本均さんが、
松本さんの詩集、全本を貸して下さいまして。
毎日カバンに 「アストロノート」 を忍ばせ、楽しませてもらっています。

というわけで日記を書くのも、たまにはええなあと思いつつ。
しかし前回の、めまいの記述については、ちょっと軽率だったかな。
反省しております。
動揺を誤魔化すために、呑気を装い、あんな風に書いてしまったのですが。
その後、直接あるいは間接的に、さまざまな方から、親身な心遣いを受けまして。
中には、真剣なお叱りの手紙まで頂いてしまい。
いや、感動しました。 ありがとうございました。

で、みなみなさま。
ご心配おかけしました。
あれから、さらに精密検査を受け、今のところ、
アタマは悪いが、状態は問題なしと診断されました。
ヤッホー! 酒が呑める呑めるぞー。
って、また叱られてしまいますね。




2010年08月12日


めまい、といいますか。
数日前から、ふわふわと、しっくりこない体調が続いてまして。
やだなあと思いながら、病院にも行かず。
まあ酒を飲むと、いくぶん紛れるので、やり過ごしていました。

というのも、4、5年前にも似たようなことが、夏にありまして。
真っすぐ歩けなくなったので、とある大学病院の外来で診てもらったら、
「暑いですからねえ」 と言われて。
さんざん調べた挙句に、原因不明のまま、肩こりのせいにされました。
シット!
で、まあ、半年後に糖尿病が発覚するのですが。

というわけで、嫌な感じはしながら、病院不信で、飲み明かしていたら、
ついに、昨日のトークショー中に、グラッときまして。
あ、こりゃまずいかなあと感じつつ。
何とか乗り切ったら、帰りの電車で、
呂律が回らくなるわ、手足はしびれるわ。
さすがにヤバいと認識したのですが、
一晩寝たら、すっきりしていて。

病院に行くつもりが、急に面倒くさくなってしまい。
図書館に方向転換して、歩いていたら、現場仲間とバッタリ。
やあやあ奇遇だね、メシでも食おうかと、店に入り。
めまいの話をしたら、ビール頼む寸でのところで止められまして。
七里さん、まじヤバいですよ、病院行きなさい、と。
「天使が現れたと思って、言う通りにして下さい」
と、天使にはおよそ見えない、ヒゲ面のクマのような男から、諭されまして。

で、CTスキャンの結果、ちょいと詰まってまして。
ノーコーソクが、ぽつりぽつりと。
そんなに深刻な状態でもないらしいので、ホッとしましたが。
まあ、ここんとこ、飲み過ぎだったしなあ。
どおりで、記憶が悪かったり、言葉が出てこなかったわけだ。
と、妙に納得したりして。
なんか、あんまし危機感が湧かないんですよね。
まあ、今後は、深酒がしにくくなるなと。
それだけが、少々、傷心の夏の日でした。




2010年07月23日


あ、あついっす。
半端じゃない暑さ。
もう、溶けそうです。

溶ける前に、読んでおかねばと、
遅ればせながら、新潮三月号を図書館から借りてきて、
読んじゃいました。
松本圭二 「詩人調査」。
いや、天才!!
流れ落ちるダク汗も全く気にならぬほど、夢中で、一気に読み終えました。
二年前に抱腹絶倒した 「あるゴダール伝」 も、たまらず読み返してしまい、
(あ、2008年すばる四月号です)
ついでに、おそらく彼も読んでるだろう、ブコウスキー 「パルプ」 まで、また読みたくなっちゃったりして。
う〜ん、詩人恐るべし。
詩人と言えば、佐藤雄一君の批評にも、つくづく感心してます詩。
最近は、詩人にやられっ放しです。

で、 『ハロルドとモード』 。
強引ですが、あれも詩的で、いい映画だったなあー。
モードがハロルドに言い残す、あの感動的な台詞!!
いいっす。
泣けるっす。

こないだ、羽仁進 『午前中の時間割』 も観たのですが。
だめだめな映画なんだけど、妙に心に残るんですよね。
週末からは、佐々木昭一郎の特集上映もあるようですし、
世の中、詩情に傾きかけているのですかねえ。
でもそれは、80年代に蓮実重彦が、バッサリ切って捨てた、
松田政男が批評のスターだった時代の何かに、安易に回帰してるような気もするし。
天の邪鬼な私としては、「それって、どうよ」 と思ったりもしてしまいます。

昨夜、昨年までお世話になった世界遺産の Pや Dに、
生きてるかー食えてるかーと、軽口まじりで心配されまして。
日記で近況を報告しなさいと言われたので、書きまするが。
先週、学習院の授業に呼んでもらいました。
朝九時から、まさに、午前中の時間割。
二時間近く話して、一番ウケたのが、
監督では食えないから、転職したいくらいだ、というボヤきでして。
でも、四十過ぎたら、レジ打ちぐらいしかないんですよー、と言ったら、講師の方に、
「七里さんには、無理」 と、あっさり否定されてしまい。
教室内大爆笑で、トホホの巻、でございました。




2010年07月11日


先日、雨の日の屋外プールはすいていることに気付きまして。
今日も、お、っと思い、泳ぎに行ってしまいました。

が、寒かったあ。風があって。
当たり前ですが、曇ってるわけですから、水温も上がらないわけで。
冷たい水に肌をつけ、うおーと思いながら泳ぎ始めると、
気温より低くても、水中の方が、すぐ体温と馴染むんですな。
これも当たり前かもしれませんが。

ああ、やはり生命は海から生まれたのだなあ、と大袈裟な快感にひたりながら、
イモ洗い状態の、屋内温水プールを横目に、
すいすい調子に乗って、ストイックに泳ぎまくっていたら、
足をつりかけまして。

ほうほうのていで帰宅して。
めんどくさいから、選挙は棄権してしまいました。

と、長い長い、いいわけでした。
あーくだらない。




2010年06月28日


飲んで、朝帰りの電車で寝過して、
上りの満員電車に押し込まれることほど、
つらい、つらい、拷問はありません。
うー、酔っ払っちまって、ごめんなさい。
もう、ほどほどにしますから、助けてーと、悔むのですがね。

最近、迷いごと、多く。
愚かな自分を、恥じ入るばかり。
四十過ぎても、惑いっぱなし。

こんな日こそ、打って付けとばかりに、観てきました。
評判高い 『アウトレイジ』。
実に、色気のある映画だった!
エンドロールで、助監督 稲葉博文の名を見ながら、
素晴らしい、やったなと、静かに喝采を送りました。




2010年06月18日


数ヶ月前から、背中がかゆくて。
ぼりぼり掻いていたら、なんか赤くなってしまって。
かゆみも止まらないし、うー、どうしたんだろ、ダニでも噛まれたかなと心配になり。
こないだ皮膚科に行ってみたら、診断即答。
「疲労とストレス性の蕁麻疹です」

ん?
疲労? ストレス?
まあ、酒疲れはしてるだろうが、
仕事もせずに、飲んで、映画など観てるだけで、
なぜストレスが溜まるのだろう? と不思議になり。
よくよく考えてみて、
もしや、仕事をしてないことが、ストレスになってるのではないか、
と思い至りまして。
医者には、「よく休んでください」 と言われたのですが、
このまま休んでいたら、もっと、蕁麻疹がひどくなるのではと、
悩んでしまったのでありました。




2010年06月03日


まあ当然ではありますが、
まだまだノーチェックだった、偉大な映画作家はいるものだなあ、と。
ここ数日はアテネで、ネルソン・ペレイラ・ドス・サントスを観て、いたく感銘を受け。

そうは言いながらも、やれ爆音だ、水木洋子だと映画館をはしごして、
一日三本、四本と傑作を浴び続けていると、さすがに感動も薄れちゃうんだよなあと。
そんな話を、最近知り合ったナイスガイにしたら、
「そりゃあんた、シャブ中と同じやないですか」 と呆れられ、
全くその通りだなと思ったのでした。

そう言えば、今注目の映画観の女史が、
「あたしが映画館でしか映画を観ないのは、家でくらい映画から離れて過ごしたいから」
とのたまっていたのを思い出し。
こりゃどこかでけじめをつけて、シャブ抜きしないとアカンなと思いつつ、
今日も神保町の方へ、足を向けてしまうのでありました。




2010年05月09日


四月は全く更新せぬまま、五月も早連休明けへ。
とくに忙しかったわけでもなく、ただ書くのを怠けていただけです。
ご免なさい。
「たまには、更新しなさいよ」 と言ってくれた方々に、感謝しつつ、
久々の近況報告です。

日記も書けぬほどではありませんが、このひと月以上、割と忙しく。
ちょっとした仕事をしました。
いや、ちょっとしたなんて言ったらバチが当たるような貴重な機会であり、
実は、たいそう気合を入れて、小品を作ったのでした。

クラムボンの新譜が、今月後半に出るのですが、
その中の、「Aspen」 という曲のミュージック・ビデオを頼まれまして。
それが、原田郁子さんのリクエストで、黒田育世さんのダンスを撮るという企画で。
ご存知のように、僕も、黒田さんについては、
彼女が、BATIKというカンパニーを率いる前からの大ファンだったので、
願ったりかなったりの仕事だったのです。
で、まあ、今までにも増して徹底的に、光と風を狙いまして。
木々と黒田育世の踊りを、6分14秒、渾身の長回しでフィルムに収めたわけです。
あ、つまり、ちょいと無理をして、16oで撮ったのです。
そのうえ、色調の調整に、映像作家の牧野貴くんにも協力していただき。
自画自賛するわけではないですが、なかなか素晴らしいものに仕上がったと思います。
ただ、これ、全く違うシチュエーションで、2ヴァージョン作ってまして。
今のところ、世に出回るのは片方だけで。
より先鋭的なヴァージョンは、お宝化かな?
少々、残念。

てな思いに沈んでる場合でないのは、
数日前から、ペドロ・コスタが来日中でして。
いよいよ、明日対談。
ああ、大変!





2010年03月26日


いよいよ明日から、 『眠り姫』 七度目のアンコールです。
劇場公開を始めてから、もう三年。
制作に二年もかかった作品ですが、ついに上映期間の方が長くなってしまいました。
いやはや、感無量。
これまで応援し、支えて下さったみなさま、本当にありがとうございます!

と、感謝の言葉を、早く日記に書かねばと思いながら、
ついつい忙しなさにかまけて、更新遅くなり、毎度すいません。
まあ、飲んでばかりいたのですが。

先日も、緊張の 『三月のライオン』 トークショーに引き続き、
『ストロベリー』 の打ち上げにまで、朝まで参加してしまい、
早朝の松屋のカウンターに、一列ずらりと並んで、牛皿ビールで飲み続けて。
いやあ、楽しかったなあ。
思えば、25年前、『風たちの午後』 を観て、トラウマになるほど衝撃を受けた17歳の高校生が、
40過ぎのオヤジになったときに、その監督とこんな日を迎えることがあろうとは、
いくらなんでも、想像できませんでした。
トークショーでは、高揚のあまり、ファン歴告白タイムになってしまい。
幻の、最初の 『のんきな姉さん』 の脚本が、いかに 『三月』 の影響下にあったかを吐露。
後から支配人に、「セキララ過ぎ!」と、突っ込まれてしまいました。

その 『のんき』 のプロデューサーをしてくれた、美術の磯見さんとも、
こないだ、偶然、桃まつりで会いました。
数年ぶりに、とっぷりと飲んで、昔話に花開いたのですが、
「この十年で、お前のようなめんどくさい監督は、カラックスだけやった」
と言われたのは、めちゃめちゃ嬉しかったな。
ほめてんだか、けなしてんだか分りませんが、
あの鬼瓦のような形相で、ボロボロの歯むき出しに宣まったのですから、
まあ、本気で言ったことでしょう。
久々に戦闘心を掻き立てられました。

あ、そうそう。
映芸ダイアリーが、僕の上映活動のインタビュー記事を、UPしてくれました。
こちらも、バカ正直に答えてますので、ほくそ笑んでやって下さい。




2010年03月11日


大阪に行ってきました。
と言っても、もう先週のことですが。

で、大阪初のライブ上映の前々日には、
井上郷子さんのピアノで、モートン・フェルドマンを聞くことができまして。
永遠に続くかのような美しい響きと、唐突な幕切れの余韻に、うち震えたりなんかしたものですから、
早朝東京を立ち、大阪着早々に、会場と練習室をタクシー移動しながら、
休む暇なくリハーサル、ゲネなし一発本番だった怒涛の、高揚感もひとしお。
ま、僕は別に、付き添ってただけなのですが。

今回は、東京から2名、侘美秀俊・池田拓実のタクミコンビが乗り込んで、
初顔合わせの在阪ミュージシャンと、ジャムるという、いかにも挑戦的な試み。
その、大阪サイドの演奏者が、実に、テクニシャンかつハートフルで。
ディジリドゥを片手に、打楽器をギミックに打ち鳴らしてくれた、渡邊崇氏は、
映画やCMで活躍する作曲家なのですが、そもそもバルトークで現代音楽に目覚めた、元パンクス。
紅一点の久保田裕美さんは、関西現代音楽シーンで精力的に活動されている、フルート奏者。
この、フルートという、今まで用いなかった楽器の音色が加わったことで、
映画の印象さえ変わるほど、新鮮な 『ホッテントット』 になりました。
対するタクミコンビも、移動の疲れをものともしない、タフで真摯な演奏ぶり。
オリジナル音源の、ハープやクラリネットなどの、リミックスを流しながら、
侘美氏は、十八番のピアニカを、
本来コンピュータ担当の池田氏は、ギターを爪弾いたり、
いやあ、思い出すだけでも興奮する、刺激的な生演奏上映だったなあ!
この成功は、裏で支えてくれた映画祭スタッフの方々、
特に、当日、僕らのアテンドを務めてくれた、笠松君の活躍のおかげ。
今一度、感謝します。

それにしても、こんなにポータブルに、贅沢な上演をしてしまって、
変な感慨ですが、ちょっと悔しくもあります。
いつか、もう一度、4年前の初演の時のように、フル生演奏を披露したい。
でもまあ、経済的に、かなり高嶺の花なのですよね。

ライブの次の日も、僕は、トーク・イベントがあったので、
そのまま、居残りまして。
朝から、松葉で串カツとビールの立ち飲み、
イベントの合間に抜け出して、たこ梅で関東煮と熱燗、
夜は打ち上げで、飲んで朝までと、全くアルコール漬けの楽園におりました。
今年は、審査にたずさわらず、ゲストだったという気軽さもあってか、
去年のように荒れることもなく、ほんと、大阪マイラブってな気分で、幸せだったなあ。
でも、波乱の審査結果の発表後の、大友良英さんの手紙は、感激した。
まさに、仰る通り。
身が引き締まる思いになりました。
ご興味ある方は、大友さんのHPに、全文が掲載されています。

帰京して、翌日には、原宿で、快々の芝居を。
「Y時のはなし」 の再演。
やっぱ、篠田女史は天才だ。
これは、掛け値なしの傑作だと思いました。

長くなってしまいましたが、重要な告知を。
すでに、ご存じかと思いますが、
『眠り姫』、ついに7度目のアンコール上映いたします!
今回は、『ホッテントット』 も、再映。
ライブもいいですが、オリジナル上映版の完成度の高さも、必聴です!

と、まあ、浮かれてしまう、今日この頃。
ある、重大なミッションも、ありまして。
矢崎仁司監督の、待望の新作、『スイート・リトル・ライズ』 (傑作!)が、
いよいよ、今週末から公開されるのですが、
その記念に、新宿ケイズシネマで、矢崎作品特集上映がありまして。
なんと、来週17(水)の 『三月のライオン』 上映時に、私、ゲストに呼ばれてしまいました!!
ああ、どうしましょ。






2010年02月20日


1970年を境にして、日本社会は変質したという、
古井由吉の言説を読んで以来、気になっております。
だから、というわけでもないのですが、
今月は、すっかり、ヴェーラの70年代青春映画特集に、ハマってしまいました。

70年代の記憶というと、ないわけではないのですが、所詮、小学生だったわけで。
映画に映る風俗、流れる気分を、意識しながら観てみると、
改めて発見があり、古井が言わんとしたことが、なんとなく分かるわけです。
ああ、こんな映画とともに青春を送った若者たちが、親となり、バブルを担って、
ロスジェネと呼ばれる世代を育てたのだな、と。
久しぶりに観直した、敏八さんの映画群は、そんな考察の恰好の材でした。

まあ、それはそれとして、恥ずかしながら初めて観た、山根成之の作品は、実に良かった!
中でも、 『パーマネントブルー 真夏の恋』 !!
こんなに美しい、まだ知らぬ映画があったのかと、
場内が明るくなっても、しばし、席を立てませんでした。
ああ、いい映画だ……。

美しい、と言えば、
今、浅草橋のパラボリカ・ビスで開催中の、花代さんの写真展、
「物理的心霊現象のメカニズム」は、素晴らしかったなあ。
2枚の写真をオーバーラップするだけで、こんなに美しい世界を表現するなんて、
花代さんは、少女の天才性をいつまでも保持し続けてる、稀有なる存在だなあ。

偶然にも同じ場所で、『ホッテントット』 の里香人形を作ってくれた、
清水真理さんの人形展も開かれているのですが、
『ホッテン』 と言えば、大阪での初のライブ上映が、迫ってきてまして。
今回仕様のリミックスも仕上がり、さあ、いよいよです。
関西圏のみなさま、3月2日、CO2会場で、お待ちしております。
乞う、ご期待!




2010年02月08日


あちこちで、劣化が始まっているのですね。
あ、世の中のことです。

こないだの、小沢不起訴の問題にしても、そもそも、
虚偽記載をしてまで隠し通そうとしたものの、正体の追求が本題ではないのかな?
本末転倒というか、罪を問うことの精神が低い。
水は低きに流れますから、
ほっとけば、さらに劣化は進むのでしょうなあ。
いやはや。

先日、恥ずかしながら、初めて観ました。
三国連太郎デビュー作である、木下恵介の 『善魔』 と、
山根成之の 『さらば、夏の光よ』 。
1951年と、1976年。
時代の違いはあれど、そこには、
“通俗”にも、気高い精神が貫かれていました。
どこへ行っちまったんでしょう、精神。

ところで。
今出ている映芸に、また、映画評を書きました。
松江君の 『ライブテープ』 と、沖島さんの 『怒る西行』 をお題に。
かなり真剣に書きましたよ!




2010年01月26日


忙しない労働から離れて、そろそろ二ヶ月経つのですが、
なんやかやと用事が絶えず、なかなか創作に打ち込めません。
フトコロ具合にハラハラしながらも、さまざまなる興味と関心に引きづられ、
ふらふらあちこちに、出没しております。

昨夜は、地下大学へ、『哲学への権利』 を観に。
久々の高円寺は、なんだか、けばけばしく。
これも、キャピタリズムの猛威の、あおりか?
「脱構築」と、「戦争機械」は、なんか似ていると仰る白石嘉治に、
フランスでは、「映画」も、「啓蒙」も、リュミエール、
どちらも、闇を照らす光、と教えられ。
明晰で、賢明な人々の、立て板に水の術語の応酬を、
とても遠くに感じたのでありました。




2010年01月10日


寝正月でした。
晦日から、熱が上がり、そのまま年越し。
で、三が日が過ぎ。
ま、こんなもんでしょ、私の人生。

寝込んでると、暇なので、昔録画したビデオの、滅多に観ないようなのを、
選りすぐって、私的特集上映したりしたのですが、
このプログラムが、ゆるゆるで、可笑しくて。
例えば、神代の 『宵待草』、ブロカの 『おかしなおかしな大冒険』、
邦題つながりで、ボグダノヴィッチ 『おかしなおかしな大追跡』、石器人まではやめときましたけど……。
てなことで、けっこう床内幸せな、お正月だったりして。
あ、あ、あ、もとい。
年末に書き上がらなかった、原稿の残りをどうまとめるか、考えてたんだっけ。

まあまあ、それも、無事仕上げまして、
松の内も過ぎましたが、遅ればせながら、みなさま、明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
早速の告知ですが、
今、沖島勲監督の新作 『怒る西行』 が、怪作 『一万年後…。』 とともに、東中野で上映中です。
みなさま、ぜひ!
僕も、16(土)に御邪魔することになってまして、
新年早々、沖島さんとお会いできるのが、とても楽しみなのであります。












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