1967年生まれ。早大卒。高橋洋らがいたシネマ研究会に所属し、在学中から映画の現
場で働き始める。約十年間、廣木隆一、鎮西尚一、西山洋一らの助監督を経験し、監督及び脚本家となる。2004年、山本直樹原作の『のんきな姉さん』、短編『夢で逢えたら』で、劇場デビュー。その後、室内楽団の生演奏付き映像の演出や、美術館製作のアート映画『ホッテントットエプロン-スケッチ』(2006)など異色の作品を発表、『眠り姫』と同年には渡辺淳一原作の『マリッジリング』(2007年)も公開された。脚本作は、『犬と歩けば チロリとタムラ』(篠崎誠監督)、『ラマン』(廣木隆一監督)など。2003年よりTBS「世界遺産」の構成も担当している。>
2012年
監督特集上映(「のんきな〈七里〉圭さん」)の中の1本として劇場公開された35mmフィルム短編作品『DUBHOUSE:物質試行52』(2012年 共同監督/鈴木了二)は、ロッテルダム国際映画祭を始めヨーロッパの映画祭でも高く評価され、第9回25FPS国際映画祭ではグランプリ&審査員特別賞をダブル受賞。その後も『To the light 1.0/2.0/2.1』(2014年ー)、『映画としての音楽』(2014年)など独自の世界観の作品を精力的に制作/発表。最新作は2014年からスタートさせた「音からつくる映画」プロジェクトの一環でもある『サロメの娘/アナザサイド(in progress)』(2016年)。今なお新しい映画の可能性に挑戦し続けている。
[七里圭監督HP]