あらら。 いつの間にか、師走も大詰め。 こんな大変なことがあった年でも、年末はやって来るのだなと、 なんか不思議で、ちょいと違和感。 でも、感慨深くしてる暇もなく、日々が過ぎていきます。
初めて行った神戸では、とある奇特な方から身に余る歓待を受け、 びっくり仰天したのですが、そんな出来事すら押しやられるほどの、この師走の忙しなさよ… うーん、でもそうやって流される生き方には、なんとか楔を打たねばなりません。 まあ、そんなことと関係あるかどうか。 昨日の新聞で高橋源一郎が引用していた、農文協のブックレットの言葉。 「 (震災復興事業と、TPPという) 二つの津波には共通点がある。どちらも、小さなもの、多様なもの、ヒューマンな共同体を破壊し、何もかも一様なものにしてしまうのだ…」 これって、まんま、DCPやVPFといった映画のデジタル化問題にも当てはまるよな、と思いました。
さて。 すでに公開が始まっているのですが、 映画 『瞳は静かに』( 原題 『アンドレスはシエスタ(昼寝)なんてしたくない』 ) のパンフレットに寄稿しました。 アルゼンチンが軍事独裁政権下にあった、1970年代が舞台の物語なのですが、 これって、今の日本にも言えるんでないかい? と思ったのでありました。 ぜひ、ご高覧を!
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