
|
体力の減退に、愕然。 久しぶりに、週末、シャバを出歩いていたら、もう、へとへとです。 やばい。 歳かなあ。
今日は、昼から代官山で、サンガツのライブ。 ドラム・カルテットが打ち鳴らす、荘厳な音の洪水に、ああ、ああああと感じ入り、 圧倒的な至福に酔いしれました。 そのあと歩いて、目黒まで。 庭園美術館で、「ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし」展に、 うう、ううううと畏れ入りながら、新宿へ移動したところで、グロッキー。 鎮西さんのピンクをもう一度、劇場で観るつもりだったのですが、喫茶店で爆睡。 その後の飲み会にも合流できずに、帰ってきてしまいました。 ごめんなさい。
それにしても、庭美の展示は、実に刺激的で、 僕は、刺繍のことなど、あまり知らないのですが、人の表現欲とは、ホントとめどないものですね。 手作業が醸しだす、妖気漂う作品群。 それに見入るアート系女子たちの、素敵さ可憐さにも、見惚れてしまったのですが。
昨日は、アテネで、「アナクロニズムの会」 第一回がありまして。 吉田さんが、アルドリッチの現代性について講演されたのですが、その中で評された、 「終わってしまったことへの、郷愁がもたらす悲劇」という言葉の含蓄に、いたく感銘。 さらに質疑応答では、聡明な女性の鋭い指摘と、フォローする千浦氏のヒューマンに感動しながら、 水道橋の坂を駆け下りて、渋谷タワレコへ。
柴田元幸×新元良一のトークイベントへ馳せ参じたら、 会場でばったり、当の柴田先生と。 「いや、そんな、来てもらうほどのことではありませんよ」と、ニコニコしながら、 その手には、ギターを握っておられるじゃあーりませんか! いやあ、驚いた。 柴田元幸のビートルズの弾き語りが、聞けるなんて!! しかも、堂に入った、弾きっぷり!!! nowhere man, your mother should know, here comes the sun…… その造詣の深さは、文学性からフレーズ解説にまでおよび、 ジョージがパクッた、ロネッツやバーズの元曲を爪弾き、弾き比べる、まさに弾き語り。 いやあ、多才博識なんて程度じゃありません。 つくづく、すごい方だと、感激しました。
|